笑うしかない不にゃん治療

僕33歳、妻31歳の壮絶、不妊治療吐露日記

はじめに。30代不妊治療旦那の吐露。

ーまた陰性だった。

ーまた頑張ろう。

 

何度この繰り返しをしただろうか。

 

毎月のごとく。

体外受精にチャレンジしている。

 

僕は33歳、妻は31歳である。

 

もう5回もやっているのに、今回も赤ちゃんは降りてこなかった。

 

これが「不妊治療」なのか。

 

 

よく、「妊娠」は奇跡だ!というが

 

僕は「奇跡」だなんて思わない。

実際は若い夫婦の多くが普通に性行為をすれば数ヶ月以内に妊娠している。

たとえ不妊治療が必要でも、数回の人口授精や体外受精で妊娠してクリニックを卒業していく。

 

若いのに何をやっても子供ができないことの方が、確率的には「奇跡」なのだ。

 

僕らはそっちの「奇跡」に見舞われている状況である。

 

よりによって自分が?

 

僕は「子供のいない夫婦の気持ち」は「子供がいない夫婦」にしか絶対にわからないと思っている。

 

不妊様」という言葉があるが、これは「不妊ではない人」による残酷な命名である。

 

この吐露日記は、不妊とは関係ない人が読めば「ただのヒガミ、妬み」「悲劇のヒロイン」のような印象を持たれるかもしれない。

 

でも、不妊治療がどれだけつらいか。

目の前が「真っ暗」になったとき、、子どものいない人生をどのように描いていけばいいのか。

 

不妊治療は「陽性」になるまで、「全く先の見えない治療」である。

体外受精は1回ガチャをひくのに20万近く課金が必要なとても高級なガチャである。

 

私たち夫婦は、あと何度この試練に立ち向かえばいいのだろう。

ヒカリは見えるのだろうか。

 

もちろん、不妊治療で苦労している人たちは僕ら以上にいるし、子供ができないと決断した夫婦もたくさんいると思う。

 

 

でも今僕は、「自分と妻の子供がただ、ただ欲しい」

 

 

いまの気持ちを「何かに残したい」という想いで自己満で書いています。

 

 

いまの癒しは「猫」くらいか。

 

もう笑うしかない、不にゃん治療。